敢えて持ってこなかった物を思い出した。
迷ったんだけど、置いてきた。
もらったのに置いてくるなんてわたしはひどいな
と、自分を責める癖はそう簡単には治らない。
思い出したことを言葉にすると過剰にセンチメンタルになるな。
そんな自分が嫌になる、でもこれもわたしだ。
小さな赤いポーチにつけた貝細工のキーホルダーを見てもセンチメンタルにはならない。
たしか、お土産でもらった。
デザインは好きでもないし、おしゃれでもない。
それでも大切な人からのプレゼントは何でもうれしいね。
昔のことも今のことも忘れてしまったことはたくさんあるから定かではないけど、
はじめてもらったプレゼントだったかもしれない。
今はもらった物というよりも私物という認識が強いからセンチメンタルになりようがない。
あの頃はどんなことでも嬉しかったし、楽しかったな。
タイピングの音すら愛おしかったもの。
また、センチメンタルか。
そうではなくなった現実と
こうなる前にもっとやれることがあったんじゃないかという思いと
わたしはがんばったと褒めたい気持ちと
思い出さないように置いてきたのに、何なんだよ。
過去には戻れないから今は好きなことをして生きていこう。
まあ、時間が解決することもあるだろう。
文章を見直したり、入力し直したらセンチメンタルがどこかへいってしまった。
それでは、みなさまごきげんよう