歩きながら蝉の抜け殻を探した。セミの声は聞こえない、抜け殻はそこにあった。捨てられている黄色の傘、ずっとそこにある。他人の声は時にはノイズになる。本を読んでいたら、新聞を音読している人がいて、２冊同時に読書しているような錯覚に陥った。声が…

誰かのためのようで、自分のためなのかもしれない。だれかの幸せを願う、わたしが関わってそれが壊れたらわたしのせいになる。それを避けたいだけなんじゃないか。ワイングラスにいれて飲んだ、ウェルチのぶどうジュースはおいしい。オムライスもおいしい。

楽しいの後にやってくる寂しい。時間が経てばまたいつもの日常。穴のあいたドーナツは、穴があっても寂しくない。ドーナツの穴がなくなって、いつかまた穴が空いたら寂しくなるのかもしれない。これでいいのだと言い聞かせて、遠くから誰かの幸せを願う。さ…

アラームの前に起床。植物を触った。リプサリスの葉に白いふわふわがついていた。ティッシュで丁寧に取り除いた。きちんと見てあげないと植物は言葉が話せない。いつもより早めに準備にとりかかる。卵焼きとウインナーを焼いて、作りおきのピーマンの肉詰め…