ただ記録する。

日々の記録。

フェイクニャーの君に会えた日

きみは早起きなんだね。ちいさな出窓にちいさなブロックの集合体でできた黒猫の横に本物の黒猫。目を丸くしてじっと座っている。出勤途中のその光景にしばし足を止める。きょうは早めに家をでてよかったなとニヤリとしながら駅へ向かう。乗る予定の電車の時間まで数分余裕がある。ヘッドフォンで音楽を聴きながらリュックを前に背負い、前に背負うとは?まいっか。ここ数日はまた本を読んでいる。通勤時の読書がいちばん捗る気がする。多分、時間が制限されるからもっと読みたくなるんじゃないかと自己分析している。出勤途中にある好きな場所の駅で降りたいなと時々思う。突然休むことはわたしにとって難しい。計画的に有休休暇申請をだしてみんなが仕事をしている日に自由なのに給料が発生する。そういう風に楽しむことはできる。来週は平日に3連休をとって飛行機で好きな人に会いに行く。きょうは20日ぶりくらいに必要な連絡をした。連絡しないあいだにこの世からいなくなってたらどうしようってすこしだけ不安になった。明日も生きていると当たり前に思っているけど、朝になったら死んでいるかもしれないし、交通ルールをしっかり守っていたとしても車にひかれてしまうかもしれない。だからこそいつ死んでもいいようにのびのび生きていたい。かといって長生きはしたくないな。死んじゃったでもまいっかというような生き方をしていたい。なるべく嫌な人とは関わりたくないし、たくさん働きたくない。お金はたくさんあったほうがいいんだろうけど、適度に働いて休日はとにかくのびのび生きていたい。ひとりもたのしい、君といてもたのしい。ふたりでひとつだとすこし窮屈で、ふたりでふたつだったらいいなと思う。とりあえず死ぬまで生きるね。