ただ記録する。

日々の記録。

朝がこないかもしれない。

朝起きて食器を洗う、豆を挽く、グリーンリーフをちぎる、いいホテルのスープをあたためる、コーヒーを淹れる、食パンを焼く。こういう時間がいちばん心が穏やかでいい。コーヒーを淹れるための音楽をカセットテープで聴いた。丁寧に暮らしているつもりはさらさらない。「今を生きているね」と昨日友人に言われた。それを意識して生きているつもりはなかった。言われてみたらそうかもしれない。先のことで考えていることはひとつ、どこかへ移住するための貯金をする。今の仕事は派遣の仕事で人間とのやりとりが少なくとても気に入っている。就業期間は最大3年で残り1年と数ヶ月。有期社員になると最大5年働けるらしい。わたしより先に入社してるひとが数人いるからその選択肢の可能性はとても低い。職場環境に慣れるまで時間がかかるのに、慣れてくるとどこかへ行きたくなる。自分を知られると逃げたくなるのはなぜだろう。10年以上前に親したかった友人と人間関係をこじらせた。あの日からあの時の自分自身を許せていない。他人と接するとすべてのわたしがだめな気がして怖くて怖くて仕方がなかった。それでも引きこもらず外に出て働いていた自分のことは褒めたい。お金持ちだったらもっと早く遠くに逃げていただろうな。いつまでわたしは遠くに逃げ続けるんだろう。東京だと近場で遠くに行けるな。熊本に住みたいと考えているけれど、東京のどこかに行くのもいいかもしれないな。