冷凍庫からイギリスパンを１枚取り出して四角いフライパンで焼いた。マヨネーズを塗り、こしょう、レタス、チーズ、ハムをただのせただけウィッチ。グァテマラを２杯分電動ミルで挽いてフレンチプレスで淹れた。ブランチのつもりがランチの時間だった。サンドイッチ用のパンを買いに行くために外出したら風にのって花びらが舞いおり、雪のように降ってきた、ファンタジーな世界だった。写真には映らない美しさ、まるでリンダリンダの歌詞のようだ。道端に咲く花の名前を調べたらやっぱりケシ科の植物でちぎって持って帰りたい欲をぐっとこらえた。かぶれてしまうこともあるらしい。きれいものには毒がある。誰かがわたしのことを思い出していたらいいな、思い出してもらえなかったら死んでいるのと同じなのではないかと悲観的になる私を笑い飛ばしてた生きていきたい。健康ではいたいけど、やっぱり長生きはしたくないな。自分のろうそくを自分のタイミングで消せないだろうか、落語の死神を思い出した。きょうのひはさようなら。
