ただ記録する。

日々の記録。

なにもないことはだだそれだけでしあわせ

朝はお弁当の用意で気持ちを整え、鉛筆でマークシートを塗りつぶすみたいに平日を過ごす。週末は何もしないや音楽、わたしのちいさな映画館で映画を楽しむ。わたしの生活の中心、食事。スーパーでの買い物を趣味だと言えるくらい好きで週末ははしごする。それぞれのスーパーでのお気に入りを見つけたり、定番で買っているものの値段を調査したり、たのしい。調べたりデータ収集が好きなんだと思う。ブログを更新してないのはなぜだろうって考えながら今文字を入力しているんだけど、生活リズムが安定していて、そのなかで楽しむことも安定しているから、特別記録することがないというだけ。何もないわけではなく、相変わらず植物の成長を楽しみ、音楽を聴いて、スーパーでの買い物を楽しみ、お酒をお家で飲んだり、外で飲んだり、ゆるりと生活している。

低空飛行で暮らしている。

最近は平日は朝起きてお弁当を作って仕事して、帰宅したら夜ご飯を作って食べる。ティーバーでドラマを観て寝る。とにかく仕事に行って帰ってきたらオッケーだと思っている。朝、お弁当を作ることがわたしを整える。土日祝は好きなときに食べて、コーヒーやお酒を飲む。GEOの宅配レンタルが便利で7枚借りて休日に観る。スーパーに行くのも趣味で、それぞれのスーパーでのおきにいりや価格調査。猫を見つけたらうれしい。ひさしぶりにぐっとくる多肉植物を見つけた。植え替えたらすこし弱った気がする。観察をして見守ろう。職場のガールたちの他人の噂話を聞くのがとてもしんどい。ノイズキャンセラーを装着できたらいいのにな。塗りつぶすように毎日を過ごしていて海に浮かんで流されていくような毎日。ひさしぶりに地元に帰ろうかと飛行機のチケットをとってみたけれど、考えてみたけれど、会いたい人はいるけれど、帰りたくない気持ちが強くて24時間後に自動でキャンセルになった。帰りたくない理由は、わたしは愛想がすっかりなくなってしまったから、それをもうしたくないんだ。話したい人とは話したいし、会いたい人とは会いたい。くだらない話ができる人と話したい。考えていることをお互い話したい。ウィークリーマンションを借りて暮らしているみたいに過ごそうと思ったんだけれど、暮らしたいと思えなかった。

コーヒーと塩豆大福

いつでも同じ時間にアラームは鳴る。とりあえず起きる。夜ふかししすぎたときは無意識にそれを止め、2番、3番目のアラームが続く。休日にはそれに気づかなくてもいい。起きてトイレに行くタイミングで食器を洗い、お弁当の用意、休日は朝食を用意する。家にいるほとんどの時間をベッドの上で過ごす。トイレにすら行くのが面倒で限界まで我慢をする。出窓のカーテンを開けると植物たちがいる。成長に気づくとかわいくて仕方がない。時間ギリギリなのをわかっていてもそこに留まる。時間を止めてしまいたいくらいだ。ムスカリの2番めの蕾がニョキッと伸びていることに今気づき写真を撮りたい衝動を抑えながら塩豆大福を食べた。今朝淹れたコーヒーに牛乳を足しレンジで温めたカフェオレが冷めないうちに、日曜日の午後。

わたしは喪に服さなかった

母が死んだあと、いろんなことを兄弟に任せて1週間も忌引で休んでられないと3日位で仕事に復帰した。先輩の結婚パーティが近くて、参加するか否か迷った。不幸が起きたというのもよくわからないけれど、そのわたしがめでたいことに参加していいものか、お祝いしたい気持ちはある。相談して結局参加した。とにかく日常に戻りたかった。

わからない。

 「結婚したいか」この問いの答えはシンプルに言えば「どちらでもない」だ。先日、会話のなかで聞かれた軽い質問に対してめんどうくさい回答をしてしまった。まだ結婚に対しての知識が浅かったあの頃のわたしだったら多分、「結婚したい」と何も考えずに答えていたと思う。今までいろんな方とお付き合いをしたり、友人や周りの人が結婚したり、また、離婚していくのを見聞きしていくなかで、結婚という儀式は「するものではない」という考えに至った。そして「恋人」は作るものではないんじゃないかという考えもある。人間に興味を持っていろんなことを知ってコミュニケーションをとり、そのひとが恋人になったときに結婚というものが必要かどうかを話し合うのではないか。今ひとりで生活をしているわたしにはその答えがわからない。恋人ができたとき、その人と暮らしたいと思うならば一緒に暮らすんだろうし、それが必ずしも結婚ということになるのか。家族じゃないと病院とかで立ち会えないとか、そういうことがあるんだろうけど、結婚はふたりのつながりを保証するものではないし、強いて言うなら社会的に認められるということなのかもしれないな。お互いが認めあえれば世間のひとなんてどうでもいい。結婚、つまり婚姻制度というものが必要かどうかを話し合って決めて利用したらいいんじゃないかと思う。結婚したってしなくたって離れるときは離れるし居れる人とは一緒に居れるんじゃないかな。わたしは「結婚したい」とは思わないけれど、人生をともに歩むパートナーがいたらいいなと思う。今のわたしにはその先のことはわからない。わかった、答えは「わからない」だ。

 

朝がこないかもしれない。

朝起きて食器を洗う、豆を挽く、グリーンリーフをちぎる、いいホテルのスープをあたためる、コーヒーを淹れる、食パンを焼く。こういう時間がいちばん心が穏やかでいい。コーヒーを淹れるための音楽をカセットテープで聴いた。丁寧に暮らしているつもりはさらさらない。「今を生きているね」と昨日友人に言われた。それを意識して生きているつもりはなかった。言われてみたらそうかもしれない。先のことで考えていることはひとつ、どこかへ移住するための貯金をする。今の仕事は派遣の仕事で人間とのやりとりが少なくとても気に入っている。就業期間は最大3年で残り1年と数ヶ月。有期社員になると最大5年働けるらしい。わたしより先に入社してるひとが数人いるからその選択肢の可能性はとても低い。職場環境に慣れるまで時間がかかるのに、慣れてくるとどこかへ行きたくなる。自分を知られると逃げたくなるのはなぜだろう。10年以上前に親したかった友人と人間関係をこじらせた。あの日からあの時の自分自身を許せていない。他人と接するとすべてのわたしがだめな気がして怖くて怖くて仕方がなかった。それでも引きこもらず外に出て働いていた自分のことは褒めたい。お金持ちだったらもっと早く遠くに逃げていただろうな。いつまでわたしは遠くに逃げ続けるんだろう。東京だと近場で遠くに行けるな。熊本に住みたいと考えているけれど、東京のどこかに行くのもいいかもしれないな。